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ソフトバンクモバイルは9月17日、米国本土やハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(米国領)などでスマートフォンの通話とネットが使い放題になる「アメリカ放題」を発表した。
【アメリカ放題の利用イメージ】
対応機種は「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の2機種で、発売日の9月19日から提供を開始する。料金は月額980円だが、サービス開始記念キャンペーンとして当面は無料。またキャンペーン終了後も新料金プラン「スマ放題」のデータ定額パック(データ量5Gバイト以上)に加入したユーザーは無料で利用できる。
アメリカ放題はソフトバンクが買収した米Sprintのネットワークを利用するもの。サービス開始時は3G(CDMA)のみの対応だが、年内をめどにLTEによる高速通信が可能になるという。ソフトバンクモバイルは国内でW-CDMAによる3G通信を提供しており、W-CDMA事業者によるCDMAの国際ローミングは世界で初めて。
ミドリムシ(学名=ユーグレナ)市場が急拡大している。長さ約0.05ミリの藻の仲間で、東大発ベンチャーのユーグレナが大量培養を実現。59種類もの栄養素を持つことから飲料や食料への活用が相次ぐほか、油脂分も多く含むため燃料としての実用化も期待される。流通や食品など業界大手各社によるミドリムシ争奪戦の様相を呈してきた。神戸製鋼所の子会社が新たな量産技術を確立するなど供給側の競争も始まり、市場はさらに“増殖”しそうだ。
◆「先駆者」ユーグレナ
「ミドリムシのことを知って感銘を受けた。将来的には弁当などにも生かしたい」
10日、ファミリーマートが開いたユーグレナ配合新商品の発表記者会見。同社商品本部FF・パン・デザート部長の赤荻達也氏は、ユーグレナの商品力に強い期待を示した。
ファミリーマートが発表した新商品は、同社オリジナル商品3種類を含む8種類で、ユーグレナを配合したパンのほか、スムージーやプリンなどのデザート。会見に同席したユーグレナの出雲充社長は「ミドリムシ原料の食品が欲しいが、手に入らないという消費者の不満を解消できる」と新たな販路による市場拡大へ自信を示した。
16日にはユニーグループの店舗でもユーグレナを使ったデザートなどが発売された。今年4月にはイトーヨーカ堂とユーグレナが「ミドリムシカラダに委員会」を発足させ、カゴメやロッテ、カルビーなど食品メーカー8社が参加。各メーカーによるユーグレナを使った食品をイトーヨーカドー店舗で販売する取り組みも始まっている。
ミドリムシは植物のように光合成を行いつつ泳ぐように動く植物と動物両方の性質を持つ生物だ。ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を体内に豊富に蓄えており、日々の食生活では足りない栄養素を補える。
商品化の先駆者となったユーグレナの出雲社長が起業したきっかけは、東大1年生の頃に訪れたバングラデシュで、住民が栄養失調で困っているのを目の当たりにした体験だ。その後、農学部でバイオを学ぶ過程でミドリムシに出合った。栄養素の生産効率の高さから「ミドリムシで栄養失調の問題が解決できる」との確信を抱き、2005年にミドリムシを使った健康食品の製造・販売会社を設立した。
強い日差しがある沖縄・石垣島での大量培養は、まずフラスコから始まり、タンク、巨大なプールに移していく。“収穫”まで2カ月以上かからない効率性も特徴だ。
08年に伊藤忠商事と提携し、クッキーなどの食品に原料を供給する事業を展開。最近は「飲むユーグレナ」「飲むミドリムシ」など自社ブランド飲料をコンビニやスーパーで販売し、流通・食品各社の注目を集めた。
化石燃料の代替燃料としても期待されており、いすゞ自動車とはミドリムシ由来のバイオディーゼル燃料を使ったシャトルバスの運行を7月からスタート。JX日鉱日石エネルギーなどと共同でジェット燃料開発も進め、18年までに技術を確立し20年の事業化を目指している。
ユーグレナは業績も急速に伸び、14年9月期の予想売上高は前期比約5割増の約31億円。18年9月期には、その約5倍となる150億円の売り上げを国内だけで確保する計画だ。
◆ライバル現れ新段階
ユーグレナの独走に待ったをかけようと競合も現れた。神戸製鋼所の子会社で環境装置大手の神鋼環境ソリューションが今月8日、ミドリムシの新たな量産技術を確立したと発表。「強い日光がなくてもどこでも量産可能にした」(神鋼環境ソリューション総務部)点が特徴で、来年度には10立方メートル槽で大量培養を始める。16~17年度にも食料品向けに供給し、「20年以降の早い時期にバイオ燃料としても売り込む」(同)計画だ。
迎え撃つユーグレナも「バイオ燃料への需要に応えるため、生産設備を増強していく」(出雲社長)方針。18年には東南アジアを中心に海外でも300億円規模の市場創出を目指す。出雲社長の当初の理念通り食糧問題への貢献だけでなく、エネルギー問題の解決にも役立つ技術として世界の注目を集める日が近いかもしれない。
9月2日の記者発表で、店舗の新しいユニフォームを披露する「SKE48」(筆者撮影)
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果たして、「二匹目のドジョウ」はいるのか? 愛知県を本拠とするカレー専門店チェーン壱番屋(主力店舗は「CoCo壱番屋」、通称ココイチ)が、昨年秋に続き、今年も9月16日からAKB48の姉妹グループ「SKE48」との「コラボ販促キャンペーン」をスタートする。キャンペーン名は、「推しトッピン具対決!! 2014」だ。
■ 「SKE効果」は、通常の純広告のなんと「約12倍」!?
同社がSKE48と販促コラボ「推しトッピン具対決!! 」に乗り出したのは昨年10月のことだ。すでに全国的な人気を誇るSKE48とのキャンペーンは期待のほうが高かったという。実際、その結果はケタ違いだった。
通常、同社が新聞、テレビ、雑誌などに純広告を出せば一定期間売上げが増える。また通常の販促キャンペーンを行った場合は、おカネがかかる分、一般の純広告対比では2~3倍程度の効果が得られるという。だが、「SKE48とのキャンペーンは通常の販促効果の約4~6倍、純広告の効果で比べれば、売上げの増加分で見ると、なんと12倍の販促効果がありました」と、同社の徳永篤宜・営業管理部販促推進課長は驚きを隠さない。
しかも、徳永課長が驚くのは、地元の愛知県や名古屋市だけでなく、全国への浸透ぶりだ。いわずもがなだが、SKE48の「SKE」は名古屋市の中心部の栄(SAKAE)からの命名だ。多少はローカル的な人気になるかもと思いきや、「SKEの全国、まんべんのない波及力に驚いた」(同)。FCを中心に全国47都道府県に展開(1230店、2014年8月末)するココイチとすれば、これはうれしい誤算だった。
■ CDやDVDもいいけど、カレーもね!
では、キャンペーンはどんなものなのか。まずは昨年のキャンペーン「推しトッピン具対決!! 」(2013年10月16日~同11月30日)で振りかえってみよう。
まずSKE48(公式サイトによれば69人)の中から選抜された18人のメンバーが、カレーのうえにかけるトッピング食材の種類によって、3チーム(「シーフード」「ベジタブル」「ミート」)に分かれる。
そのうえで、例えば松井玲奈はツナチーズ(シーフード)、松井珠理奈はコーン(ベジタブル)、高柳明音はチキン(ミート)といった具合に、各メンバーが1種類、推奨するトッピングのメニューを決める。
来店する顧客は、自分の気に入ったメンバーやチームのトッピングを注文。あとは注文レシートを添付した専用封筒で応募、さまざまな景品(公演チケット、メンバーと一緒に壱番屋本社でカレーを食べるイベントへの参加権など)を狙うという、いたってシンプルなものだ。「勝敗」は、注文総数が多かったチームを優勝(個人順位は競わない)とした。昨年のキャンペーンでは、松井玲奈率いる「チームシーフード」が優勝。同チームの6人は2014年元旦にココイチ全店舗に掲示された「新年ご挨拶ポスター」に出演を果たした。
応募件数も同社にとっては、破格だった。経営企画室長の浅井佳会氏は「昨年のSKEキャンペーンでの応募総数13万7359通は当社の過去のキャンペーンの中でも断トツだった」と反響の大きさに唸る。
ちなみに次に応募件数が多かったキャンペーンは2014年初に2カ月半実施した「ココイチ イヤースプーン プロジェクト 2014」の景品応募に集まった約5万5000通。SKEキャンペーンの突出ぶりが浮き彫りになる数字だ。当然のことながら、「去年の目に見えた効果が、再度のコラボにつながった」(同)。
もちろん、キャンペーンの成功は、「SKEファン」の強い思いと行動力に支えられていたことは間違いない。岐阜市在住のある男性ファン(30代)は「このキャンペーンが盛り上がらないと『SKEは終わる』と思い、ココイチに通って8000円くらい使って何通か応募した」と熱く語る。
■ SKEも「ココイチ愛」、SNSでの拡散効果も
実は、このキャンペーンに先行するかたちで、九州地区、関西地区エリア限定でそれぞれSKEよりも後発の姉妹グループ、HKT48(福岡・博多)、NMB48(大阪・難波)がココイチのキャンペーンに起用されていた。
名古屋・栄を本拠とするSKE48の場合、昨年4月には人気メンバーが大挙して卒業。他のAKB48グループに比べると、CM契約も伸び悩み傾向で、相対的な人気の低下を危惧するファンの声も多かったという。上記のファンなどは、「NMBのファンにネットで馬鹿にされたりして、悔しい思いをしていた。ココイチの全国キャンペーンで起用されてネットなどではファンは沸いたが、同時に僕たちもたくさん食べてしっかり応援しないといけないと思った。実はカレーは苦手だが、悲壮な覚悟で臨んだ(笑)」という。
「松井玲奈が『推しメン』(好きなメンバー)」という別の男性は、彼女がSNSやメールなどで「みんな、お昼は… CoCo壱番屋だよね? 私もココイチ食べる! 」など積極的に呼びかけたことにも反応。彼女が推奨した「ツナチーズ」を毎回トッピング注文したという。実際、メンバーの呼びかけは抜群だった。「数字は(メンバーによって差があり)申し上げられないが、松井玲奈さんは群を抜いていた」(浅井経営企画室長)。シーフードチームの優勝(9万3753票獲得。ちなみに2位ベジタブル9万1488票、3位ミート8万6559票、応募は一部重複)にも貢献大だったと見る。
もっとも、SKEキャンペーンの場合、他のAKB48グループのファンと比べて、「箱推し」(特定のメンバーよりもSKEというグループ全体が好きだという意味)ファンの多いことで知られるSKEファンをうまく巻き込んだことも強力に作用したかもしれない。実際、特定の個人メンバーにとらわれず、多種多量に注文したファンは多かったようで、全対象メニューを注文した「全部盛り」と称して注文する猛者も現れ、ネット上に写真掲載、ファンの間では大きな話題になった。
一方、SKEのココイチ愛も「ハンパなかった」ようだ。「SKEは愛知や周辺県出身のメンバーが多い。そのため小さい頃からココイチに親しんでいて、商品に関する知識もわれわれが驚くほど豊富」(前出の徳永課長)で効果的なPRになったという。
しかも、「ファンの皆さんのクリエイティビティにも驚愕した(同)。「ネットに『PPC』とたくさん書かれているので、何かと思ったら、北川綾巴さんが推した『パリパリチキン』のことでした」。キャッチーな略称の考案、ツイッターなどSNSでの情報拡散に「本来はわれわれ販促担当の仕事なのに、ファンの方のアイデアがすばらしくて、たいへん勉強になった」と徳永課長は感嘆する。
では今年のキャンペーンはどうか。第1弾の期間は11月16日までの2カ月間と、昨年の1カ月半よりも延長。ココイチの最大の特徴であるカレーの「豊富なトッピングメニューの認知向上に貢献してくれた」(徳永課長)こともあり、今年はより徹底する方針だ。
■ 「真の全国チェーン」になれるか
すなわち、「推しトッピング対決」では、3つのチームの人数を各6人から8人に増強(計24人)し、対象のトッピングメニューも増やし、「公平性」にも配慮したという。
9月2日の記者会見では、昨年最下位のチーム・ミートを率いた高柳明音が「明音ちゃんのチームは肉だから(胃に重くて)何度もトッピングできないんだよ~」などと、とファンから指摘されたことを吐露したが、こうしたファンの声も反映したというわけだ。
「昨年の得票数を元に3チーム(「チーム華麗」「チーム具具Goo! 」「チームぐつぐつ~煮込まれてます~」)に、公平で具材が偏らないようにチームごとのメニューを割り振った」(浅井経営企画室長)。
さらに、同社では、中食市場の取り込みも狙い、第2弾「うちここ」キャンペーン(11月17日~12月31日)も開催予定。第2弾では、テイクアウト・宅配利用客(税込1080円以上)に、キャンペーン選抜各チームのクリアファイルを贈呈、中食市場の深耕を図る。逆に従来は「生協向けレトルト商品」として人気があったキーマカレーを期間限定で店舗でも販売。また、パッケージにはSKEのメンバーが登場し、1個購入すると特製ペーパーフィギュア(10種のうち1種)がもらえる。
さらに、「AKB48グループ」全体の衣装を担当するオサレカンパニーがデザインした新ユニフォームも、一部を除くほぼすべての店舗で12月下旬から順次導入されるなど、昨年と比べ、より多角的で盛りだくさんの内容になっている。
壱番屋自体も、こうしたキャンペーンをきっかけに一段と「全国区」への脱皮を目指す。いまや国民食といわれるカレーで、手堅い経営をする同社(前2014年5月期売上高425億円、営業利益43億円、それぞれ前期比6%、8%増)。この4月には、SKE人気だけでなく、人気バラエティ番組「アメトーク」(テレビ朝日系列)で「CoCo壱番屋(ココイチ)芸人」特集効果も出て、4月単月の売り上げは前年比で20%増という驚異的な数字を記録した。
だが「ココイチの知名度はまだまだ」(徳永課長)という。国内の総店舗数は約1200店の吉野家とそん色ないのだが、まだまだ知らない人も多いというわけだ。実際、TV放送があった後の5日間で、同社はアメトークについて言及があった顧客アンケート500枚を抽出して分析してみた。すると、初来店は37%にものぼり、年1回しか来店しないと答えた顧客も17%いた。
つまり、未開拓顧客や実質的な休眠顧客の合計は半数を超えていたことになる。またアンケートを提出した65%は女性であり、「女性顧客の開拓余地はまだまだ残っている」(浅井経営企画室長)。
実際、ココイチの既存顧客層のうち、約8割は男性だ。人気アイドルグループの起用は、既存の男性顧客層を深掘りするには最適の選択肢の一つだったように見える。
順位は公表されないものの、「SKE48独自総選挙」のような感覚で、今年のSKEキャンペーンは昨年以上に盛り上がるかもしれない。だが、「真の全国チェーン」を目指すにはどうすればいいのか。壱番屋は、キャンペーンで浮き彫りになった「大きな課題」をこなそうと、知恵を絞る。
SMAPの木村拓哉(41)が主演を務め、今年の連続ドラマNo.1の注目を集めるフジテレビ「HERO」(月曜後9・00)の第10話が15日に放送され、平均視聴率は22・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが16日、分かった。22日の最終回を前に第9話から2・1ポイント上昇し、今シリーズ2番目の数字をマーク。また、今シリーズ初の3週連続20%突破となった。
【写真】HERO」クランクアップ、花束を受け取る北川景子
第1話は今年放送されたドラマのうち最高の26・5%とロケットスタート。以後、第2話19・0%、第3話20・5%、第4話18・7%、第5話21・0%、第6話20・1%、第7話19・0、第8話20・5%、第9話20・2%と推移。大台ラインを境にハイレベルな一進一退が続き、最終回を前に数字を上げてきた。
東京地検城西支部を舞台に、木村演じる型破りな検事・久利生公平の活躍を描く2001年の大ヒット作が13年ぶりに復活。前シリーズは全11話が視聴率30%を超え、平均視聴率34・3%は今なお同局連ドラ歴代1位の金字塔。06年にはスペシャルドラマ化、07年には映画化もされた。
第10話は、現職大臣と建設会社の贈収賄を裏付けるため、東京地検特捜部が人手不足に。久利生と麻木千佳(北川景子)が特捜部のサポートへ。また、城西支部は過去の通り魔事件に冤罪の可能性があることに気付く…という展開だった。